- 作者: 塚本裕美子,とまとあき,伊東岳彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1990/12
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
十五年以上前のライトノベルだが、いまでも十分読める。変な臭みはないし、古くささも感じない。レトロという意味での古さはあるが、作品自体はまったく色褪せていない。
簡単にお話しを説明すると、異世界の勇者が現代日本に飛ばされてきて女子高生に助けられる。勇者は二十世紀の文明や文化に戸惑いながらも、少女やその家族(含む愛犬)と触れ合い、帰る方法を模索していく。やがて、元いた世界の宿敵が刺客を送り込んでくるが……。
前巻の内容はこんなところ。「なんだありがちじゃないか」と思うなかれ。いま現在のライトノベルでこういう「ありがち」を違和感なく、しかも面白く読ませる書き手がどれほどいるだろうか?