デアボリカ(アリスソフト 1998年)

 ゲームもぐんぐん遡る。『MOON.』の話を持ち出したら、麻枝准がこのゲームが好きだと言っていたことを思いだした。あといまちょっと異種族間の人間関係を描いた物に興味があるので。
 でもって何気に手元にあったので(苦笑)

 うん、やっぱりライターが女性と言うことが露骨にわかる。
 深いように見せて実は薄い。でも見ている範囲は広いからどこか壮大なように思える。

 アリアよりレチ子が好きです。男の理解できない法則をちゃんと持っているようなところが。


 「どうしてそんなことをするんだよ」
 「だって、あなたが好きなんだもん」
 「え……?」


 とかそんな感じ(わかるか)
 ああいう葛藤は男じゃまず出てこない。出てきても、ああいう出し方はできないでしょうなぁ。
 そこそこ面白かったかな。進行が面倒くさかった他は、違和感もなく、疑問もなく。
 あ、引きの使い方がすごく上手かった

 自分はついつい押しすぎてしまう悪癖があるので、押さずに引くようにしていきたい*1

 それともう一つ。なんだか少女漫画を読んでいるような気分になった。

 ところで、このゲームはある意味麻枝シナリオの源流と言えますね。色んなところに影響が垣間見えました。

*1:まぁぶっちゃけ不安なんだよね。ちゃんと進行するかとか展開するかとかキャラが動いてくれるかとか。というかあんたいつも焦りすぎ