てのひら怪談

てのひら怪談』読了。面白い試みだと思った。
端的に言って、恐い話と、不思議な話と、わけがわからないけど面白い話と、わけがわからないだけの話と、なぜか眠くなる話が入っていました。
この世に偏在する不思議の物語を集めた一冊。
小中千昭の『深淵を歩くもの』やTV版『吸血姫美夕』を思い出しました。
前者は怪奇小説なので当然の流れとして、後者はそうしたテイストで作られていたんだなあ、と思う次第。
あと、著者紹介で、山岸凉子の影響を受けていたことを告白している人がいて、やっぱりかー、と思った。

山岸凉子を読んでいる男は、大抵女友達から薦められている、という都市伝説があるのですがー。
自分も女性から薦められました。
あの人の漫画はちょっとしたトラウマになるよ。

私の人形は良い人形……。