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制作ではご一緒したことがないのですが、なにかとご縁のあるべるさん(bermei.inazwaさん)のベスト盤が出るとのことで嬉しい限りです。そんなわけで、これに収録されている楽曲についてちょこっと書いてみようと思います。
……最近更新ないしね(‥;
さて、わかる人は一目でわかると思いますが、二枚組の一枚目は過去に『Ancient Colors Infinity(=ACI)』というシリーズで三枚のCDに収録されたものが一枚になったものですね。だから「ACIは全部持っているからこれはいいやー」と思う人もいるかもしれませんが、PVを見れば(聴けば)一瞬で気が変わると思います。
その上で、ACIについて、私の主観のみからの見解だと断った上で、ベスト盤発表に寄せて少し書いてみようと思います。
・Ancient Colors Infinity(以下ACI)
ACIは、三枚のCDで頒布された物なのだが、これが本来の形ではないかと思う。というのも、ACIにはひとつのテーマがあってさらにその中に、001『泰東ノ翠霞』、002『蒼昊ノ恋歌』、003『饗旺ノ烈火』、それぞれ単体としてのテーマが存在する。
この中で単体で最も聴きやすいのが『蒼昊ノ恋歌』で、思わず「むむっ?」と首を傾げてしまうのが『饗旺ノ烈火』だったりする。
でもそれには、明確な理由があると思う。
ACIは、001から003までひとつの流れを描いている。それは、生命や物質の巡りであり、魂(より明確に言えば魂魄)や精神といった概念の巡りでもある。それぞれについて、私の見解から書くとこうなる。
ACI-001 / Ancient Colors Infinity Vol.1 泰東ノ翠霞
Ancient Colors Infinity Vol.1 泰東ノ翠霞
- アーティスト: bermei.inazawa / feat.霜月はるか,Maple Leaf
- 出版社/メーカー: Voltage of Imagination
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 5回
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ACI-002 / Ancient Colors Infinity Vol.2 蒼昊ノ恋歌
Ancient Colors Infinity vol.2 蒼昊ノ恋歌
- アーティスト: bermei.inazawa / feat.茶太,ウサギキノコ
- 出版社/メーカー: BUDDIEZ
- 発売日: 2004/11/30
- メディア: CD
- クリック: 6回
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ACI-003 / Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火
Ancient Colors Infinity vol.3 饗旺ノ烈火
- アーティスト: bermei.inazawa feat.片霧烈火,CLOSED / UNDERGROUND
- 出版社/メーカー: Voltage of Imagination
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
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今回、新たにマスタリングされたことで、三枚で一つだったものが、完全に一つになったので、聴くのが非常に楽しみ。くだんのPVはというと、こんな感じでこれを書こうと思い立ったのも「精霊?」というコメントを見かけたためだったりする。
そうしたわけで、一枚目は頭から最後まで通して聴くことをお薦めします。この流れは聴く人に浸透するでしょう。それをあえて感じ取ろうとするか、ただ身を委ねるか、気に掛けないか、どれもありで、そこに正解はないでしょう。
なぜかというと、どう聞こうが、音はその場に存在するからです。その音の中には、楽曲に込められたものが反映されています。楽器の音だけではなく、歌手の歌声もしかり、歌詞にある言葉もしかりです。そうして、それらが一体となったものが、音楽というものではないでしょうか。
なんだか、エラソーなこと書いていますが、音楽についてうんぬんは、私が作詞をする中で実感したことをそのまま書いただけだったりします。実際、現在も音楽を聴いたり歌詞を書いたりする中で、思わされることでもあり、それらは日々更新されていくのです。
そんなことを書いているこの人(=蒼桐大紀)は、2009年に出た星名優子さんのRe:nGさんプロデュース・アルバム『Synchronicity』以来、表だって作詞をしてません(‥;
言い訳をさせてもらうと、どちらかというと曲先向きの作詞家(と名乗ってしまって良いか躊躇がありますが)で、あんまりアクティブな人間ではないのも影響しています。作詞そのものは日々のつれづれの中で書いたり、作曲家・編曲家の方と私的なやり取りする中で書いていたりもしています。
とはいえ、これは作詞という一面での話ですので、日々はまあそれなりに過ごしています(‥/