MiG 1.44 MFI・ロシアの次世代試作機

 以前作ったSu-47ベルクートに続いて、同じくロシアの試作機であるMiG 1.44 MFIを作ってました。これです。

 スケールは例によって1/144です。かなり前に完成していたのですが、実機が分解されては公開されを繰り返されている機体なだけに、こちらでも不遇が回ってきたのか……。

 側面から。実際の性能は不明なところが多いのは試作機の宿命ですが、ロシアはソ連時代からこの傾向が強くてデマが飛び交ったり、存在する機体が存在しないことになっていたり、その逆もあったりしました。
 ロシアになってからは、対外政策の一巻でもあるんでしょうが、比較的というより旧ソ連時代比べるとかなりオープンになった感があります。
 背面。ノズルは大きく、実機でもSu-47が積んでいるエンジンより強力なエンジンを積んでいることになっています。

 なお、これはジェット機の航空機模型を作るときはいつもそうなのですが、ノズル外側はMrカラーの焼鉄色、内側は黒鉄色で塗っています。単純に筆塗りするだけでこの程度にはなります。
 上から見ると大きいですが、実際に大きな機体です。

 なお、Su-47も同等の大きさがあり、違うのは前進翼デルタ翼という点と、Su-47がとことん空戦での機動力を追求した機体なのに対し、1.44はステルス性を考慮した機体だということです。
 Su-47ベルクートはこんな感じです。

 拙作ですが、結構きれいに作れました。なお、機首のピトー管をオミット(省略)してあるのは、個人的な好みです
 並べてみましょう。

 ともに縮尺は同じです。この二機の最大の相違点は、開発経緯云々はさておいて、Su-47は実際に航空ショーなどで飛んでみせて、デモンストレーターを務めていることでしょう。
 ただ、以前読んだ『航空ファン』によれば、扱いの相当難しい機体だそうで、高い操縦技術が要されるとのことでした。お前はYF-19マクロスプラス)か。
 最後にカラーレシピ。
・下地:サーフェイサー1000
・黒:セミグロスブラック
・機体上面:明灰白色
・機体下面:ガンダムカラー・グレー19
・ノズル外側:焼鉄色
・ノズル内側:黒鉄色
 サーフェイサー以外は、すべてMrカラーでの筆塗り。ガンダムカラーは、Mrカラーを調合した物なので基本的には同じですが、塗料の定着率が高いです。
 そんな感じで、ひさびさの趣味な日記でした。

 ちなみに、双方ともに海外のレベル社製のプラモデルです。

 ただし、Su-47は開発時のS-37の商品名で出ています。キットの出来は良いです。どちらとも特に手は入れてません。プラモ専用工具と必要な塗料が揃っていれば十分。上手な人ならもっとリアルに仕上げるでしょう。