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 多趣味な人間は自分自身の首を絞める(実体験)。

 インドア系ばかりだけど、たぶん多趣味な方だと思う。
 たとえば、読書は資料読みとか個人的な勉強のためといった目的を引っこ抜くと、完全に「それだけのために使う時間」が贅沢に感じるようになって以来、好んで本を読む時間も冊数もどっと減ってしまった。
 いま読んでいる一冊をじっくり読むようになってから、読む速度が急速に落ちてしまったこともあるけれど、他の趣味に割く時間と干渉してしまうから、というのがいちばんの理由だと思う。
 あ、ブログに本の感想を書かなくなって久しいのはそうした理由からではなくて、吸収した分を出力するのが惜しいからです、はい。

 これが音楽になるともっと顕著で、数少ない例外を除くとそこから得たものは外に出したくない。
 心の中に仕舞っとく。
 じゃあ例外はどういう基準で生じるのかというと、収まりきらずに溢れてしまって感じたことを言わずにはいられないとき。あとはまあ……自分の場合、同人音楽の占める比率が高いので、イベントとかで本人に直接言っちゃう方が楽というのもある。
 そうした音楽を聴くだけの時間を作っている、と友人に言ったら「そいつは大した趣味だ」と言われたことがある。そんなもんなのかな? なんであれ、せっかくCDを買ったのだから、まだ使えるコンポで聞いた方がはるかにいい音で聴けるからなんだけどねえ。
 あー…あと、自分は空間に響く音を聴くのが好きなので、この先デジタル化が進んでいってデータで聴くのが一般化していったら、良いヘッドホンを買うのではなく良いスピーカーとオーディオインターフェイスに手を出しそうな気がする。
 作詞をするときはヘッドホン使いますけどね、そこそこのやつ。たぶん音屋さんから見れば安物で、音作りに縁もゆかりもない人からすれば高いやつ、だから、自分としてはそこそこ。
 こんなことを書いていて、そういえば最近は作詞してないねとか思ったり。

 それはさておき。

 最近、自分にとって大事だと思ったのがイラスト集とか、基本的に絵だけで文字が全くない本を読むことと、読書に次いで長い趣味の模型製作。

 模型に関してはちょっと自分でも驚くほど作っていない期間が長くて、全力で作るつもりでいたフレームアームズのバーゼラルド(コトブキヤ)を買ってから一年が経とうとしていた。
 ちょっといまやっていることが行き詰まってしまったので、作ってしまおうと箱を開けたものの……長いことほったらかしにしてあったからさあ大変。

「なんでわざわざフレームアーキテクト買ったの?(ABSに塗装するのは大変だから)」
「これ良く見たらガンメタの成形色にむらがある、塗らなきゃ使い物ならない(なんでレビュー記事検索して確認しなかった当時の自分)」
「しゃあない、フレーム全塗装するか……ってなんで組み立ててあるんだよ(バラす)」
「せっかくダンボールで作った塗装台があんまり役に立たない(悲しい)」

 とかまあひさしぶりにエプロン姿で机に向かいながら、そんなことを思いつつ塗り塗りしていました。
 塗装ブースを作る場所も設備投資ないので、塗装は基本筆塗りです。たまにスプレーは使いますけど、エアブラシは導入していません。
 ……ガイアカラーが使えない。

 スペースについては、本とCDがその過半を食っているからです。
 本に関しては、資料と趣味であり資料でもあるものが混在しているので減らすに減らせないのですが(実は学生時代の教科書すら資料と化している)、CDは先述の通り「聴くためだけの時間(他になにもしない)」を作っていることもあり、あんまり奥にしまうと自分が困るからです。
 設備投資はつまりそれらへの比重が高いので、使用頻度を考えるとどうしても二の足を踏んだままずるずると来ています。

 あと、模型を作るとき「なにかしら手を入れないと落ち着かない(最低限の塗装とか)」のはなんでだろう? と思いつつ筆を動かしていたのですが、その答えは最初に作ったのが艦船模型だったからです。
 小学生の頃でしたかね。
 モーター内蔵式で航走可能なフルハルモデルの空母信濃が、自分が一番最初に作った模型だったと記憶しています。
 一体当時の自分は戦艦でも巡洋艦でもなく空母(しかもマニアックなチョイス)を選んだのでしょうか。ちなみにこのキットは当然艦載機は付属しておらず、完成したのは艦載機のない嫌な意味でリアルな信濃でした。

 いま作っているバーゼラルドは、設定通りに作っても十分格好良いデザインなのですが、黄色の塗装って大嫌いなんですよ。筆を洗うのが大変だから。
 五式戦とか紫電改とかの主翼前縁部分のようにごく一部ならいいのですが、わりとふんだんに使われているのと、ブースター部分が黄色いというのは個人的に受け容れがたかったというのがあります。
 ヒロイックな外見の機体をあえてシンプルな塗装にするのが好きなんです。たとえば、EX‐SガンダムはVer.Kaの赤を使用していないカラーリングの方が好きです。

 あと、その昔WAVEの707テムジン(電脳戦機バーチャロンオラトリオ・タングラム)を試作二号機カラーで作ろうとして挫折した過去のリベンジの意味合いも強いです。

 いじっていて気づいたのですが、フレームアームズの良いところは「製作者が好きなように作ることを前提に設計されている」ことですね。設定色の分割とパーツの分割に齟齬がほとんど無いので、色を変える際もこの分割に沿ってやるなら難易度はぐっと下がります。
 逆に、最近の進化したガンプラは「素組みで作っても十分な出来になる」ように設計されていますね。昔作ったHGUCジェスタを修理した際に気付きました。

 そんなことだから、模型が趣味と言えるレベルに達しているわけですな。
 そうまでしないと気が済まない(精神的充足)。

 それと、大抵の模型は資料としても使えることを考慮してなにを作るか(なにを買うか)決めています。
 以前作ったHGUCデルタプラスは、この小説を書くときに資料として活躍しました。宇宙空間から大気圏突入する際に、飛行機のような形をした宇宙機がどんな姿勢をするのか、大体どの位置に何個スラスターが必要なのか……んなこと、脳内だけでは自分は処理できません。立体物がなくても必要なら最低限概念図は書きますし、その形をしていなくても適当な物で代用してあれこれやってます。

 模型作りは「勢い」が大切なので、乗っているときはとことんやっちゃった方がいいですね。
 どうにか今年中には完成させたいところ……。

 あ、そうそう。塗装を一切しなくても模型を作るときはエプロンした方が良いですよ。パーツが飛んだときに探す手間が八割くらい省けます。

 模型とエプロンで思い出しましたが、『ゆる本Vol.30』からレギュラーキャラとして出てくる高崎舞羽のビジュアルイメージは、いま放映している『フリップフラッパーズ』に出てくる美術部の先輩みたいな感じです。見た目だけは。

 益体もない内容ですが、更新期間を空けてしまったせいで記事を書くのにいらん苦労をしたので更新してみました。