CGSモビルワーカー


機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』よりCGSモビルワーカー(MW)を三日月・オーガス仕様っぽく作ってみました。キットは「HG IBO ARMS MSオプションセット1&CGSモビルワーカー」で、色を塗っただけで本体には手を入れていません。
このMWだけのためにオプションセット1を買ったのに、未塗装のまま長いこと放置していたのを一気に仕上げました。


フロント。


サイド。


リア。

火星の大地から。



様々な角度から。


実は鉄血の視聴を決定づけたメカがこいつです。
最初のPVでお目見えしたとき、これまでのガンダムだったらこういうメカは戦闘で活躍する事もなく、デザインも――恐らく意図的に――野暮ったいものだったのですが、鉄血のMWは八面六臂の活躍振りを期待させてくれました。
実際、第一期では明らかに主力でしたからね。


あおりの一枚はなかなか雰囲気で出てるかも。


あんまり良く見えませんが、ボディ前部左右のウィンカーっぽいライトと銃のセンサーは塗ってあります。


射撃態勢。


待機姿勢。


窓の塗装が粗いのが気になるところなのですが、実戦にしょっちゅう狩り出されている機体なんてわりとこんなもんなのかも。


そんなわけで、ボディの白もあえて均一にならないように塗っています。


小さいのでいざ写真を撮るとなると、どうしても上側からになりがちです。


何気に後ろ姿がいかしていると思うのです。


この型のMWは、第一期のほぼ全編にわたって登場しますが、三日月の白、明弘の水色、シノの赤紫の機体は、第1話と2話にしか出てこないんですよね。

一度やってみたかった一円玉比較。

このくらいのサイズです。操縦席部分の窓は、精密面相筆があればもうちょっと頑張れたかも……と思いましたが、それ以前にルーペが必要でしょうね。
自分の工作技術の限界を感じました。


ヴァルケンシューティングゲームヒストリカ)と並べてみる。
これくらいのサイズ比だと群で来られると脅威になりそうですね。


スティレットフレームアームズ)と並べてみる。
蹴っ飛ばされそうですね。
実際劇中で足蹴にされていましたが。

カラーレシピ(基本的に筆塗り)
・下地:なし。
・本体白:ガンダムカラー(ラッカー)・ホワイト5(古いカラーセットの白)
・本体グレー:タミヤ(エナメル)・ジャーマングレー
・車輪:タミヤ(エナメル)・ラバーブラック
・武装:Mrカラー(ラッカー)・ジャーマングレイ
・表面処理:Mrカラー(ラッカー)つや消しスプレー
・本体及び武装センサー:ガンダムマーカー(ラッカー)・メタリックグリーン
・本体ライト:ガンダムマーカースミ入れ用ブラウン+水性顔料マジック赤
・スミ入れ:タミヤ(エナメル)スミ入れ塗料ブラック

もっとも苦戦したのが本体ライトで、塗る面積が狭いためかはたまた保管してあった塗料が古かったのかどうしても色が定着せず、それならばとあるもので組み合わせてみました。
本体の白はもともと少し灰色がかった白なのですが、サーフェイサーをあえて使わず濃いグリーンの成形色を下地にする形で青味を出す試みをしています。個人的には成功で、二度塗りしたらほぼ狙った色になりました。
この白に対してつや消しを強めに吹いてから、スミ入れブラックを全体に塗って少し放置してから拭き取るというウェザリングっぽいことをしています。
操縦席の窓は、最初エナメルのジャーマングレーで塗ろうとしたのですが、いやあはみ出る事はみ出る事……。塗ってもはみ出るし、はみ出た部分を綿棒などで拭うと窓も拭ってしまうというループに陥りかけたところで、楊枝の先端に薄め液をつけて白を削り取るという方法を採りました。
それから、冬場なのでそこまで気を遣わなくても大丈夫なのですが、乾燥させる時間を長めに取っています。大体、一回の塗装に付き一日です。