1/144 HGUC デルタプラス(ウェーブライダー形態)製作

 作ったのは昨年9月の末くらいで、これがその当時の写真です。
 たまに模型が作りたくて我慢できなくなるときがありまして、近年は手軽に完成させられるガンプラに手を出してます。
 大学の同期が模型問屋に勤めていて、年賀状で「○○の山が崩れないよう。勘弁してよ○○○○さん」と泣きを入れてくることも、ちょっと関係あります*1

 それはさておき。

 昨年十一月くらいでしょうか。こいつを少し改造しました。ガンプラに限らず、模型は設定や説明書の指示を気にせず好きに作るのが良いと思っています。
 このデルタプラス。キットの出来は非常に良く、差し換え変形をせず飛行形態のみで完成させることを前提に作ったのですが、一つ気になったのがライフル。
 これを装備すると左右非対称になって、どう考えても重量バランスが崩れるし、見た目がよろしくない。
 というわけで、イエローサブマリンにてばら売りしているパーツからリゼルのライフルを買ってきて、装着してみました。

 原作小説及びアニメでの設定では同じ物らしいのですが、グリップを畳んだ際、機体に装着する部分の厚さが違いました。具体的には、リゼルの方が厚かったので、ヤスリで削って合わせてあります。
 これだけの手間でなんの問題もなく、装着/取り外しが簡単にできるようになります。

 可変後退翼を折りたたむとこんな感じです。

 こうして見ると、ライフルが目立つのが良くわかると思います。かなりとんがったシルエットになります。

 機体上面。

 上面の四つの白い円筒の内二つはミサイルで、もう二つはビーム発振口らしいのですが、そのままにしてあります。この方が統一感が出るからです。しかし、なんでMSはシールドに(撃ち出すとはいえ)爆発物を内蔵するのででしょうか。

 機体下面。

 機首の裏側のつるっとしているところが気に入っています。

 正面。

 これまでのガンダムの可変機と比べて、違和感なく厚みを抑えてあるのがわかります。

 後方。

 本来は拳がつくのですが、変形無視しているのでつけていません。バーニアの類をくっつけようかと思ったのですが、これはこれでポリキャップがイオンスラスターっぽく見えるのでそのままにしました。

 迎え角一杯。

 ここで自分につっこみたいのは、なぜ過去にスタンドを買った時に、グレーとかクリアではなくクリアグリーンを選んだのか、ということです。たぶん、安かったのでしょう。グレー系にしたいなら塗装すればいいんですけどね。

 当初疑問だったのは、脚部(機体後部)のスラスターだけで推力が足りるのか、ということだったのですが。
 良く見たらMS形態では、腰の下に来るスカート部分(機体中央後部の跳ね上がっている部分)にも推進器があることに気付きました。

 今度、アニメを見直す機会があったら、観察してみようと思います。これは。同系統の機体であるZプラスには、ノズルを装備したバックパックがあるため感じた疑問でした。
 ちなみに、私がガンダムと着く作品の中で最も好きなのは『ガンダム・センチネル』です。映像化されているものの中では、『機動戦士ガンダムMS IGLOO〜一年戦争秘録/黙示録0079〜』*2で、次が『機動戦士ガンダム0083スターダスト・メモリー〜』です。

 製作については、特別なことはなにもしていません。動力パイプむき出しだったのが、全体のシルエットを損ねている気がしたので、切断して表面処理をしたくらいです。
 大まかな手順としては、こんな感じです。

1:説明書を見てパーツ構成を把握する。
2:ニッパーでランナーを残して切る。
3:細刃ニッパーでランナーからパーツを切り離す。
4:切断面の状態に合わせて紙やすりの600番〜1000番で表面処理。最後に1200〜2000番で仕上げ*3
5:エアダスターで削りカスを吹き飛ばす。
(しばらく2〜5の繰り返し。パーツの部位ごとにランナーが入っていたビニールに入れておく)
6:部位単位で組み立てる。必要があれば接着剤も使用して強度を高める。
7:ある程度まとまったパーツごとに、フラットベース(つや消し)のスプレーを噴いて、一夜放置。
8:仮組みの後、分解。フラットベースを厚めに噴いて、一夜放置。
9:最終組み立て。パーツをしっかり合わせて完成。

 大体こんな感じで作っています。スミ入れは必要性を感じなかったので行っていません。
というより、あれってやると逆にラインが引き立って、不自然になるんですよね。あくまでも私の印象ですが、過ぎたるは及ばざるがごとし、でこれは適宜やれば良いと思います。

 STGの実機っぽいところや効果線入れて「恐がるな、雪風」とかやっても通じそうなところも購入の決め手でした。
 このキットを完成させてから驚いたのは、左右についているエアブレーキみたいなものを外すと、全高は下がるのですが、抵抗が増したように見えるところです。
 デザインに無駄がありません。

 ところで、このデルタプラスなのですが、完成させてから間もなく、思わぬ資料として活躍してくれました。
 なにがどこで、どんな作用をするかわかりませんね。

HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

*1:シルヴァ・バレトなんぞ出してないで、明貴美加のラインを活かしたガンダムMk-Vを出せばいいのだ。あれ、一部ではドーベン・ウルフとニコイチ(二つの模型を使って一つの模型を作ること)すればMk-Vが作れそう、なんて言われているんだぞ。

*2:ガンダムが出てきません

*3:数字が多いほど目が細かくなっています