『零合 創刊号』零合舎

 

 読了。百合小説専門雑誌ということで読んでみた。とんがった作品が多く、人によっては刺々しく感じてしまうかもしれない。

 序文にあるとおり、読者が主体的に百合を見出して読むのではなく、あらかじめ百合と題している作品を商業小説誌で読む読書体験はたしかに新鮮だった。その上で、個人的な尺度に照らしてどの作品も確かに百合小説たと感じた。